作品イメージ
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作品の世界観
作者:MADARA
本作に書いた字は「祥(しょう)」。
意味は「良いことが起こる前ぶれ」「縁起の良いしるし」です。
金泥で太い円弧を大胆に走らせ、
黒の墨汁で「祥」を一発書きしました。
円弧は左下で厚く立ち上がり、右上へ向かって細く抜けていきます。
金泥の粒子が残る筆跡は、近くで見るとざらりとした質感、
離れて見ると柔らかな光として働きます。
金の線は円を描き切らず、あえて途切れを残しています。
ここには「完成の終点」ではなく
「これから始まる縁と流れ」を置きたかったからです。
目標を持ったあなたが毎朝この作品を見て、
呼吸を整え、元気にその目標へ向かってほしいという願いを込めて書きました。
朝の自然光、または一点のスポットライトで鑑賞すると、
見る角度に応じて金泥の円弧がふっと立ち上がり、
黒の「祥」がより深く締まって見えます。
祥は「示(祭壇)」と「羊(供物)」から成り、
祈りの場に現れる吉兆を表すと言われます。
黒は決意、金の円は兆し。
落款の赤は「今ここ」の証印で、
余白は未来のための空間です。


制作秘話
金泥の作品は、描いている最中よりも「乾いた後」に本性が出ます。
塗った直後の金泥は、正直ただの「黄色い泥」に見える。
ここがまず面白いところで、乾くにつれて金粉が表面に沈み、角度と光で急に「金」になる。
金泥は絵具というより「光を持った粉の層」なんです。
この「祥」は、まず金泥から入りました。
黒を先に書くと、あとから金を乗せた時に墨を拾って金が濁ることがある。
だから最初に、背後の円弧を一息で走らせる。
狙ったのは「飾りの金」ではなく、人生の流れそのもののような金です。
円弧は左下を最も厚く。
ここで筆を止めすぎると、金泥が溜まって重たくなる。
逆に薄すぎると「兆し」にならない。
筆の腹で押さえ、最後は右上へ向かってスッと抜く。
円を描き切らず、あえて途切れを残したのは、完成の象徴にしたくなかったからです。
「終わった円」ではなく「始まっていく円」。
縁も運も、閉じた輪ではなく、
動きながら育つものだと思っています。
そこから黒のSumi inkで「祥」を一発書きしました。
金が強いと黒が負けることがあるので、線は迷わず太く、芯を一本通す。
細部を整えるより、勢いと呼吸を優先する。
墨が紙に沈む一瞬の重みが、金の軽さとぶつかって、
ようやく画面が締まる。
金は兆し、黒は決意。
その関係が崩れたら、この字は「祥」にならない。
最後に落款を押す場所も、実は迷います。
赤は画面の温度を上げるからです。
押すことで血液が流れ、血が通った生きた作品になり「完成」になる反面、
場所によっては作品が固定されてしまう。
だから、円弧の流れを邪魔しない位置に、
小さく「今ここ」の証印として置きました。
近くで見ると金泥の粒が残り、離れると円が作品全体を支える。
毎朝この作品を見て、目標を持ったあなたが元気にその目標へ向かってほしい。
私はそのために、円弧を「背中から押す形」にしました。
おすすめの鑑賞は朝です。
自然光が斜めに入ると、金泥の円弧がふっと立ち上がり、
黒の「祥」がいちばん強く見えます。
今日の始まりに「良いしるし」を置く。
そんな使い方をしてほしい作品です。
漢字の意味
祥(しょう)〔名〕
- 「めでたいしるし」
吉兆。瑞祥(ずいしょう)。 - 「さいわい」
よいこと。祝福されためぐり合わせ。 - 「めでたい・よい(状態)」
「祥瑞(しょうずい)」などの語で用いられる。
形容動詞として(文語的)
- 「祥なり」=めでたい、よい前兆がある。
関連語
- 「瑞祥」=めでたいしるし
- 「不祥」=よくないしるし(不祥事の「不祥」)
- 「発祥」=物事が起こり始めること(起源・始まり)
「へー」ポイントを1つだけ言うと、ニュースで使う「不祥事」の「祥」は、本来「良いしるし」の字です。そこに「不」が付いて「よくない兆し」になります。
作品詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品ベース | ウッドキャンパス |
| メイン素材 | 木材 |
| サイズ | 29.7 × 29.7 × 1.7 cm / 11.7 × 11.7 × 0.7 inches |
| 使用画材 | 墨汁、銀泥 |
| 作品の仕上げ | ウッドキャンバスに和紙を貼り、墨汁で制作 |
| 国内外配送対応について | ・海外出荷対応可能:運送会社に指定が無ければFedExにて出荷 ・日本国内の配送:運送会社に指定が無ければヤマト運輸にて出荷 |
| 出荷時の梱包について | 簡易包装や重包装など、ご要望に応じた梱包も対応させていただきますので、詳しくはお問い合わせください。 |
| 送料について | アート作品対応運輸を使う、保険をかけるなど、購入者と要相談のうえ決定します。 |
| 作品の補償について | 作品は、販売時の状態そのままでのお引き渡しとなります。美術品保険等のご希望がありましたら、ご相談も承ります。 |
| お支払の方法 | 作品価格+保険料(オプション)+送料が、お支払価格となります。お支払はカード決済がご利用いただけます。 |
作品の保管について
当アトリエでは、すべての作品を一点一点、丁寧に和紙で包み、
温度と湿度が一定に保たれた空調管理室にて保管しています。
作品は光・湿気・埃から守られた環境で保管され、
お届けまでの間も最良の状態を維持しております。
ご購入後は、専用の保護梱包を施し、
国内外問わず、作品の安全を最優先に発送いたします。
また、作品証明書も付属いたします。
作品証明書が付属します。

