こんにちは、書道アーティストの斑(MADARA)です。今日は、 KANJI TOKYO のオリジナル「和Tシャツ」用の顔彩画を描いていました。私は書道家でもありますが、本来は絵かきなんです。特に水彩画や顔彩画が好きで、いつも描いています。

今日はちょっと金魚について書いていきます。日本の伝統文化における「金魚」は、江戸時代から愛され続ける風物詩です。金魚は中国から室町時代に日本へ伝わりましたが、一般に広く知られるようになったのは江戸時代のことです。金魚を鑑賞する文化は庶民の間でも人気を博し、涼しげで美しい金魚は夏の風物詩として人々に愛されました。

特に、江戸時代には金魚すくいや屋台などで金魚が扱われ、庶民の娯楽の一つとなりました。金魚は「縁起がよい」ものとしても信じられ、鮮やかな赤色が幸福や繁栄を象徴するとされました。金魚の品種改良も進み、「出目金」や「琉金」などさまざまな種類が生まれ、今では日本全国で見られるようになっています。今回は琉金の赤を描いてみました。

現代でも金魚は祭りや縁日の定番です。例えば、奈良県の大和郡山市は「金魚の町」として知られ、多くの養魚場があり、金魚の飼育が盛んです。大和郡山市では「全国金魚すくい選手権大会」も開催されるなど、金魚は今も多くの日本人に愛されています。

さらに、金魚は浮世絵や日本の伝統的なアート、インテリアデザインのモチーフとしても用いられ、金魚鉢や提灯に描かれることも多くあります。
そんな金魚をTシャツにあしらい、外国の方の名前を漢字で書いてデザインしたら、美しいTシャツに仕上がるでしょう。そして、それを着て喜ぶ日本好きな外国の方の笑顔を思い浮かべながら描いていました。