最終的に、KANJI TOKYOに自分の想いを託そうと決めたとき、私の心に一番強くあったのは、静かで揺るぎない確信でした。
もう頭であれこれ考え続ける段階ではなく、「この選択で間違いない」という内側からの明確な感覚が、自然とそこにありました。
実際にメールを書いている最中、これまで感じたことのない不思議な高揚感がありました。
迷いもためらいもなく、むしろ意識が澄み渡るような感覚です。
その瞬間、「今だ」という気持ちがはっきりと心に浮かび、それがとても心地よく感じられました。
そして、私はMADARAへ制作の依頼をしました。

同時に、この決断によって、自分が一部の主導権を手放すことになるということも理解していました。
これから先は、自分だけでは完全にコントロールできない流れが動き出す。
そのことに、少しの緊張感と、しかしそれ以上に前向きな高鳴りを感じていました。
不安ではなく、生きている実感に近い感覚です。
そのように手放すことができたのは、信頼があったからだと思います。
このプロセスそのものへの信頼、向き合ってくれる相手への信頼、そして、この文字が生まれる背景となる姿勢への信頼です。
こうして、内にあった確信は、自然な行動へと変わりました。
焦ることなく、意識的で、無理のないかたちで。
このレポートを通して、ダニーがどのような想いと覚悟をもって、この一歩を踏み出したのかを、静かに受け取りました。
この瞬間をもって、私は書道家として、そして一人の人間として、ダニーの「我慢」をお預かりします。
迷いなく委ねてくれたその信頼に応えるため、全身全霊で向き合い、
ダニーの内側にある静かな強さを、筆に宿して書き上げます。
これは単なる制作ではなく、人生に刻まれる一文字への正式なオーダーだと受け止めています。
戻る:本物の漢字タトゥーデザイン|書道家MADARAによるカスタム・ベクターアート
他のレポートはこちら

